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「専門学校生と高校生が互いに学び合う」―。今年で4年目を迎える、関根学園高校(新潟県上越市)と神田外語学院 国際ビジネスキャリア科の高専連携の越境キャリア教育。2020年度は188bet体育_188bet体育在线@の感染拡大の影響を受け、お互いの地域に訪問ができない中、全プログラムをオンライン上で実施。新たな教育の可能性を示すことができました。そして、2021年度は「ICT教育×対面型教育」をハイブリッドした、さらなる越境キャリア教育に挑戦します。
「越境ハイブリッド教育2021」の3つの目的
①ICT教育で混ざり合う~オンラインワークショップ~
②越境で学び合う~お互いの地域をフィールドワーク~
③学びのアウトプット~研究発表会の実施~
国際ビジネスキャリア科の学生たちは、これから毎週放課後に、関根学園高校の生徒に向けたさまざまなオンラインワークショップを企画。
「チームで何かを創るってどういうこと?」
「ものごとをいろいろな角度から考えるって具体的に何だろう?」
学生自身が企画したワークショップを通じて、「多角的思考力?キャリア形成能力?リーダーシップ」を高校生に学んでもらいます。そして、8月には神田外語学院の学生が新潟県上越市へ、そして9月には関根学園高校の生徒が東京へ訪問。2020年度には叶わなかった、お互いの地域でのフィールドワークを実施します。
プログラムの最後には、お互いに今までの研究成果を発表する舞台も。関根学園高校の生徒は10月の高校文化祭にて「上越市の魅力や観光資源」に関するプレゼンテーションを予定。一方、国際ビジネスキャリア科の学生たちは、関根学園高校?特進クラスの知名度向上を目的とした、プロモーションビデオを制作。加えて、卒業発表である12月のビジネス研究発表会にて、今回の越境キャリア教育の研究成果を披露します。
今年もさまざまな期待を胸にスタートした国際ビジネスキャリア科の一大教育プログラム。記念すべき初回のワークショップは、関根学園高校の先生や生徒たちとの顔合わせから。神田外語学院ではコロナ禍をきっかけに、より対面に近いオンライン授業を可能にする最新の設備を完備。オンラインミーティングシステムを活用し、新潟県にいる先生や高校生と、お互いに自己紹介を行いました。
全員が自己紹介を終えると、次は親睦を深めるためのグループワークへ。今回、神田外語学院の学生が高校生に用意した企画は「Yes?Noクイズ」。クイズの回答者はYesかNoの二択で答えられる質問をし、お題が何かを当てるゲームです。
高校生一人ひとりの名前を呼びかけながら、「大丈夫?ルールは分かる?」と積極的にリードしていく神田外語学院の学生たち。高校生がクイズに正解すると、わっと拍手が起こります。はじめは緊張していた高校生たちも自然と笑顔に。今日が初めての顔合わせとは思えないくらいに、お互いの距離が縮まったように見えました。
こうして、初回のプログラムが無事終了。高校生との初顔合わせを終えた学生たちに、今回の感想を聞きました。
―国際ビジネスキャリア科の学生より―
「この活動がなければ、交わることがなかったかもしれない東京と新潟という地域同士を繋げることになれば、とても嬉しく思います。これから毎週オンラインでワークショップを開催するので、次回以降は今回以上に、高校生が楽しみながら学べるプログラムを考えていきたいです」
学生たちは、元気な高校生からたくさんの刺激を受け、今後の活動へのやる気を覗かせていました。
そして最後に、学科コーディネーターである池田先生に、今回のプログラムで学生たちに期待することを聞きました。
―国際ビジネスキャリア科 池田政隆先生より―
「テストで良い点をとる。TOEICのスコアを高める。それも立派な教育ですが、学生たちに『今伝えたい大切なこと』はそれだけでありません。毎年、このプログラムで地域の方々との交流を経験した学生たちは、明らかに心が豊かになっています。このプログラムを通し、チーム全員で目標を共有して、その達成のために自分がどう貢献できるかを考える。これこそが真のリーダーシップではないかと、私は思います。学生たちにはそれをぜひ体現してもらい、高校生にその価値を伝えてもらいたいです」
今年の越境キャリア教育が今までと異なるのは、オンラインと対面のハイブリッドだということ。コロナ禍以前の活動では、学生と高校生が面と向かって話すことができたのは、お互いの地域を訪問した際の非常に短い時間でした。しかし、今年はオンライン上で、毎週高校生と意見交換ができます。より時間をかけて、お互いの信頼関係を築いた上で、昨年は叶わなかったフィールドワークの実施が可能です。「オンラインと対面が混ざり合うことで何が起こるのか」―。今までよりもさらにパワーアップした、神田外語学院と関根学園高校の挑戦。今後も注目していきましょう。
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