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2019年1月から1年間かけて、仲間2人とともに中南米を縦断しているスペイン語コース卒業生、鈴木竜矢さんの旅についてご紹介します。
この記事では第3ヵ国目、チリについてお届けします。
チリは、全長約4,600kmの南北に伸びる細長い国。ペルー、ボリビア、アルゼンチンの3ヵ国と国境を隣接しています。北にはアタカマ砂漠、南には氷河、西には太平洋、東にはアンデス山脈というように、一つの国でありながら東西南北でまったく異なる表情を持っていることもチリの魅力の一つではないでしょうか。
チリでの滞在期間は短かったため、そのすべてを見ることはできませんでしたが、アンデス山脈のマイポヴァレーの川沿いでテント泊をし、チリの自然を存分に堪能してきました。
夕食は現地の人々と物々交換をし、手に入れたパスタ。川の水を熱し、パスタをゆで、お皿はパイナップルの中身をくりぬいて作り、箸は枯れ枝を削って作りました。
そしてお風呂は、冷たい川の水!一日が終わり、ようやく寝床のテントへ行くと数匹の野犬たちがテントを占領していました。
そんな中、ふと見上げた夜空は、絵に描いたような満天の星空。サバイバル生活ではありましたが、だからこそ自然を身体いっぱい感じることができたのだと思います。
ある日、偶然街で出会った人が「いっしょにご飯を食べよう」と家に招いてくださいました。お邪魔してみると、広い庭と大きなプールがある大豪邸。ここで犬15匹と馬とのんびり暮らしていらっしゃいました。
バーベキューでもてなしてくださったのですが、終わりがないほどたくさんの料理を振舞ってくださり、家族のようにとても優しく私たちを迎え入れてくださいました。
初対面の私たちにこんなにも良くしてくださり、とても心が温まりました。彼らが集めているという「ポケモンカード」を日本に帰国したら、絶対に送ってあげようと思っています。
チリの人々は、道を尋ねれば優しく対応してくれ、カメラを持って歩いていると私たちの方を向いてポーズをとってくれます。ただ歩いているだけでたくさんの人と仲良くなれる、そんなフレンドリーで温かい国でした。
それでは4ヵ国目、アルゼンチンまで Adiós!
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鈴木 竜矢さん
千葉県立土気高校出身
神田外語学院アジア/ヨーロッパ言語科スペイン語コース2014年3月卒業
188bet体育_188bet体育在线@イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻2016年3月卒業
在ニカラグア日本国大使館勤務2015年9月~2018年9月
外務省在外公館派遣員として、在ニカラグア日本国大使館で働いたことをきっかけに、大好きになった中南米の魅力をもっと日本の若者に届けたい!という思いを抱き、自ら中南米にある約25ヵ国を訪れ、知見を深めながらその魅力を発信していくことを決意。
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