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神田外語学院を卒業後、アメリカのコミュニティカレッジであるOrange Coast Collegeに進学した柳下さん。今年6月に卒業後、ニューヨークの名門?コロンビア大学へ入学をされたという嬉しいご報告をいただきました。
◆コロンビア大学とは?
ニューヨーク市マンハッタンにある1754年創立の名門大学。米国東海岸にある8つのエリート大学「アイビーリーグ」の1つとして知られ、各種世界大学ランキングでも常に上位にランクしています。ノーベル賞受賞者100名以上、アカデミー賞25名以上、各国の大統領?首相30名以上を輩出している大学です。
高校卒業後は日本の大学に進学するか迷った末に、神田外語学院へ入学。自分が考えていた以上に、英語を学ぶ楽しさに夢中になりました。1年生のとき、クラス担任の先生がさまざまな先輩をホームルームに呼んでくださり、その1人にアメリカのコミュニティカレッジに編入学した先輩がいて、自分も留学して何か新しいことを学びたいと思うようになりました。
Orange Coast Collegeというコミュニティカレッジに入学しましたが、そこは元々進学したいと思っていたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の近くにあり、自分にとって魅力的な環境でした。ディズニー?カリフォルニア?アドベンチャー?パークや海も近くて(笑)。日本人留学生も多いので日本語で情報を得ることもできました。事前にネットで情報収集をしたり、Youtubeでキャンパスの雰囲気を知ることもできました。英検の資格をもっていれば入学できるCCが多いのですが、英検準1級を取得していたのでその資格が使えました。
《月~木曜日が授業日》
6時前:起床
6時半~7時:通学
7時~12時:キャンパス内のスターバックスでアルバイト
午後:1~2コマ授業
17時~20時頃:アルバイト先などで勉強
一般教養の授業と専攻であるComputer Scienceの授業を半々で履修しました。入学当初は現地の英語のスピードに慣れず、授業についていくのに苦労しました。分からないことがあれば、その度に先生に質問するように心がけていました。1学期に受講したライティングの授業では自分以外は全員アメリカ人で、課題の文章を読んでオンラインで議論をしなければならず、本当に苦労したことを覚えています。
留学生はキャンパス内でしかアルバイトができないので、放課後はキャンパス内のスターバックスでアルバイトをしていました。現地の人はコーヒーのカスタマイズ数が多いので、Cashier(レジ係)として働くときは緊張しました。先生がお客さんとして来ることもあるので、顔を合わせて会話をする機会が多くなりました。
学校の寮は家賃が高いので、Facebookでルームメートを見つけてキャンパス近くのアパートに住んでいました。ルームメートはイスラエル人でした。アメリカの学校では「フードパントリー」という週2回無料で食材を配ってくれる支援活動があって助かりました。日々の予定は授業と宿題とアルバイトで埋まり、遊ぶ時間はあまりありませんでした。友人がディズニーランドで働いているので、気分転換に遊びに行くこともありました。(なんと無料!)
元々Performing Artsに興味があり、1学期はその科目を履修していました。ですが、アメリカで就職したいという思いがあり、Accounting(会計)とComputer ScienceならばBachelor(学士)であっても現地で就職しやすいと聞き、Computer Scienceに興味をもち始めて、専攻を2学期から変えました。
コミュニティカレッジで出会った先輩がコロンビア大学に合格した話を聞いて興味をもちました。コロンビア大学は「卒業生のネットワーク、ニューヨークという最強の立地、ネームブランド、アメリカTOP10に入るComputer Scienceのプログラムがある」ということで出願を決めました。せっかくコロンビア大学に行けるのなら、Economy(経済)のクラスを履修したり、起業家サークルにも所属したいと思っています。
はっきりとは決まっていませんが、ソフトウェアエンジニアになることや起業も考えています。どんな形であれ、大好きな英語には携わりたいと思っています。
基本的に書類審査です。アメリカの編入学試験で必要なのはエッセーと高いGPAです。コミュニティカレッジで高いGPAを維持するために、早めに学習計画を立ててなるべく無駄な時間がないように努めました。コロンビア大学を含めて10校は受験をしました。エッセーと成績、プロフィール、大学によっては課外活動の有無を評価されます。私はコミュニティカレッジの先生二人に推薦書を書いていただき、提出しました。コロンビア大学では、留学生に対して英語力の証明も要求されるのですが、自分はDuolingo(Duolingo English Test)の結果を提出しました。
アメリカの大学は学生がHardship(困難)をどう乗り越えてきたかを重要視します。実は、日本を発つ前に父親が病気で伏せていたのですが、自分がアメリカに飛行機で向かっている最中に亡くなりました。失意のどん底ではありましたが、それにも挫けずこの留学の機会を最大限に活かしてやるという気持ちで日々を過ごしました。勉強に全力で取り組み、生活費も自分で全て賄うことを決意して学校生活を送っていましたが、そのような経験をエッセーを通して伝えました。
コミュニティカレッジにはTransfer Center(編入学センター)があり、地元のカリフォルニア州内大学への編入学サポートが充実しています。しかし、他州大学の志望者向けサポートは少ないため、自分の場合はコロンビア大学にいる知人に連絡をとったり、コロンビア大学のアドバイザーから情報収集をしました。
知らない人であっても物怖じせず話しかけることができるようになりました。カフェでも「面白そうな人だな」と思ったら、自分から話しかけますし、逆に相手から話しかけてくれることもあります。アメリカには他人に援助の手を差し伸べようとする人が多い気がします。経営者やホテルのディベロッパー、会社のCFO(最高財務責任者)の人など、さまざまな人と交流できました。
「英語をどう勉強すればいいか」を学べたことが一番よかったです。高校卒業時は英語が得意とは言えず、何から手をつけていいかすら分かりませんでした。神田外語学院では文法、リスニング、リーディング、スピーキングなど、各スキルの向上に特化した授業があります。それぞれの勉強方法を一から教えてくれたので、効率よく英語の基礎を身につけることができました。1年生の終わりまでにTOEICのスコアを510点から950点に上げることができたので、その後は英検の勉強に切り替え、留学までには英検1級取得のための単語を覚えたりしました。ECL(英会話ラウンジ)も頻繁に利用したことを覚えています。
映画を英語字幕で見たり、Podcastで英語インタビューを聞いたり、英語記事や洋書を読むなどして英語漬けの環境を心がけました。またリアルな英語にふれたくて、東京駅や上野公園などで外国人観光客に話しかけて案内をしたという経験もあります(笑)。
TOEICを早めに仕上げて英検の勉強に切り替えたのは良かったです。準1級の単語は留学していて日常的に使うし、授業でも1級対策で勉強した単語も頻繁に出てくるので役立っています。英検やTOEICの試験に向けて猛勉強することも大事ですが、ある程度英語が分かるようになってきたら、なるべく早いうちにリアルな英語(洋書、海外のドラマや映画など)を生活に取り入れてみてください。現地の人が使う英語のフレーズを知れるだけではなく、TOEICや英検がやさしく感じられるようになると思います!