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6月29日(金)に国際ホテル科1年生を対象とした、「ホテル宿泊研修」が千葉県浦安市にあるヒルトン東京ベイで行われ、在学生35名が1泊2日を通しての研修を行いました。
この研修は、「一流ホテルのサービスを体験し、国際ホテル科の学生としての意識を高めること」「外資系ホテルで実際に実施されているトレーニングの一部を体験し、ホテルで求められるホスピタリティと接客マナーを理解すること」「現役のホテルスタッフからお話を伺うことにより、学習意欲及び将来のキャリア形成を含む就職活動への意識を高めること」「西洋料理の基本的なテーブルセッティング及びテーブルマナーを学ぶこと」を目的としています。
1.ホテル見学ツアー
2.「ホスピタリティと接客マナー」トレーニング
3.先輩スタッフ(神田外語学院卒業生)のお話、質疑応答
4.テーブルマナー講習
5.ホテル宿泊
研修の始めにはヒルトン東京ベイの館内を、スタッフの方に案内していただくホテル見学ツアーが行われました。ツアーでは普段はなかなか入ることができない「衣装室」や「写真室」などにも実際に入り、ウェディングドレスに触れ、間近でホテルの施設を見学しました。
その後、特別にチャペルにもご案内いただき、チャペルの神聖な空気に在学生が目を輝かせていました。さまざまなタイプの客室にもご案内していただき、ベッドルームとリビングスペースがわかれたスイートルームや、二段ベッドとお子様が楽しむことができる仕掛けが施されたファミリー向けのお部屋など、お客様に合わせたおもてなしが施された客室を見学しました。
目で見るだけでなく、ホテリエの方の声かけや、ホテル内の香りなど五感でヒルトン東京ベイのおもてなしを体感しました。
「ホスピタリティと接客マナー」トレーニングでは、人事部の社員研修を担当されているスタッフの方から実際に新入社員の方が行っている研修を体験させていただきました。学生たちも最初は緊張した面持ちでしたが、「間違えることを恐れないで、積極的に参加してください。ホテルに“間違い”というものはなく、お客様が求めるものが正解になります」という言葉を聞き、アクティビティに積極的に取り組んでいました。
トレーニングの後半では、ホテリエとしてお客様にテーマパークまでの行き方を案内するというシチュエーションでのロールプレイも行われ、カップルや家族連れ、女性のグループなどお客様に合わせた接客に挑戦しました。ロールプレイの中では言葉遣いや案内の内容だけでなく、お客様に向き合う体の向き、声のトーン、クッション言葉の使い方など細かな点までチェックが行われ、実践さながらのロールプレイとなりました。
想定された場面のなかで、「テーマパークまでの直通バスがない」という表現だけでなく、代替案を示し、お客様の立場に立って提案するという経験をし、「ホテリエは“無い”を”有る”に変える仕事」であるということを身を持って学びました。
神田外語学院を卒業し、現在ヒルトン東京ベイにて勤務している2名の卒業生も特別に今回の研修に来ていただき、先輩スタッフへの質疑応答も行われました。
学生からはさまざまな質問が行われ、今の仕事内容に関する内容や学生時代のことなど多岐にわたりました。各質問にも丁寧にお答えいただき、学生からの「学生時代にしておいた方が良い事はなんですか」という質問には「さまざまなホテルに実際に足を運び、自分がどういった場所で、そのようなサービスを提供したいかを明確にしておいた方が良いです」と具体的なアドバイスもいただきました。
先輩スタッフ自身も、在学生の時に参加したホテル宿泊研修がきっかけでヒルトン東京ベイで働くことを決めたと話しており、身近な卒業生の話に学生たちが良い刺激を受けました。
テーブルマナー講習では、スタッフの方よりテーブルマナーについてのレクチャーを受けながら、実際に牛フィレ肉のローストをメインディッシュとしたフレンチのフルコースを楽しみました。在学生の多くは、慣れないテーブルマナーに少し戸惑っている様子でしたが、スタッフの方の分かりやすい解説を聞き、「テーブルに着席する際は椅子の左側から」や「ナイフ?フォークなどの食器類は外側から使う」といったことを意識しつつ、会食を楽しみました。
自身がお客様としての立場で食事を楽しむことで、マナーの大切さや、レストランスタッフの気遣いの大切さを学ぶことができました。
1泊2日の研修を通し、お客様をおもてなしするための工夫に満ちた施設や、ホテリエのお客様への立ち振る舞い、嗜好を凝らした料理の提供など、ホテルの魅力を体験しました。学生自身がキャリアを考える大きなきっかけとなった宿泊研修でした。