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アジア/ヨーロッパ言語科 スペイン語コースの学生を中心とした在学生たちがプロの先生からフラメンコを教わりました。
神田外語学院では学科?コースに応じて8つの言語(英語?フランス語?スペイン語?中国語?韓国語?インドネシア語?ベトナム語?タイ語)を学ぶことができますが、学内外で開催されるさまざまなイベントや研修を通して、言葉のみならずその国の文化に対する理解を深めることもできます。
この日は松尾美香先生をお招きし、フラメンコを通して、スペイン文化を体験しました。
さらにアジア/ヨーロッパ言語科 スペイン語コース2年生でフラメンコ経験者の三輪琴花さん(東京都?新渡戸文化高校出身)も参加。体験会はこの2名のフラメンコダンスで始まり、参加した学生たちはその情熱的な動きに息をのみました。
続いて松尾先生にフラメンコの歴史や特徴についてお話しいただきました。フラメンコの起源は諸説あるそうですが、18世紀ごろにスペイン南部、アンダルシア地方にいたロマ(ヨーロッパを中心とする移動民族)の人々が、自らの感情や心の叫びを表現した歌に始まるのだそうです。
フラメンコの特徴として挙げられるのは、(この日はできなかったのですが)歌?ギター?踊りが互いに合図を送ったり掛けあったりする、三位一体のものだということ。また、踊りではスカートを翻したり、手首を柔らかく回すことで女性らしさを表現したりします。さらに、パルマと呼ばれる手拍子やつま先と踵に釘を打っている靴で床を踏み鳴らすことで、リズムを刻みながら踊られ、小道具としてカスタネットやアバニコ(扇子)などさまざまなものを使うこともあるそうです。
松尾先生の音頭でフラメンコ独特のリズムであるコンパスを体験しました。このコンパスは12拍子であるため、普段聞く音楽とはまったく違うリズム。最初は慣れずに苦戦していた学生たちも、回数を重ねるにつれて徐々に慣れてきました。
最後は松尾先生の指導によるフラメンコレッスン。手の動きを中心に詳しく教えていただき、中には松尾先生から「筋が大変良いです」と褒められた学生もいました。
参加した在学生たちからは「フラメンコを見たのは初めてだったが、その迫力に圧倒された。」「これまで知らなかったスペイン文化を体験することができて本当に良かった」といった感想が寄せられました。今回の経験を機に、外国文化への関心を高め、語学学習の意欲も高まるでしょう。学生たちのこれからに期待です。