活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.80/ブラジル)
元在レシフェ日本国総領事館派遣員の山田 真未さんをご紹介します
レシフェでの仕事
小規模公館であったことから、多岐にわたる業務に携わらせて頂きました。主には官房班?広報文化班として、見積り合わせから精算までの会計処理や、館員出張関係手配、離着人支援、配車管理、翻訳、SNS及びWebサイト運用を担当しました。時には総務班業務として外部出張者に関する事案にも携わりました。館員数が少ないため、一人ひとりの業務幅も広く、大きなイベント開催時には、全ての関連業者とゼロからの交渉や当日の運営まで行い、陰ながらに遂行できた際には自信にもつながりました。
外部との調整も多くあったため、相手の立場に立ち、文化や考えを理解する重要性を身に染みて痛感しました。館員の方や周囲から多くのことを学び吸収した2年間は、人として、社会人として成長することができたと実感しています。
レシフェでの生活
レシフェと聞いても全く想像がつかない方がほとんどだと思います。レシフェはブラジル北東部の海沿いに位置し、1年間真夏の気候なので休日は多くの方がビーチで過ごすような、時間の流れがゆったりとした街です。老若男女、国籍問わず誰でも受け入れてくれる一方、世界的にみても治安が悪く、楽しみつつも気は抜けない、そんな環境でした。
ブラジルは大自然が多くあるだけでなく、南米各国が近いため、2年間でブラジル9州に加え5カ国を旅行しました。休日も館員や現地友人等と北東伯料理巡りやハイキング、テニスやサーフィン、ビーチバレー等のスポーツも楽しみました。仕事と休みのオン?オフを大事にしている方が多かったため、心身共に健康的でした。
最後に
大学入学時は、自分がこんなにもブラジルを好きになり、ブラジルの地で仕事をするなんて想像すらしたことがありませんでした。赴任前は全く知らなかったレシフェという地も人も、今では大好きなセカンドホームです。お世話になった館員の皆様や、このような成長の機会を与えてくださった久保谷先生、支えてくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも久保谷先生から学んだPlanned Happenstanceを胸に一歩一歩前に進んでいきたいと思います。
ブラジル連邦共和国
【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:851.2万平方キロメートル(日本の22.5倍)
2. 人口:約2億1,531万人(2022年、世銀)
3. 首都:ブラジリア
4. 言語:ポルトガル語
5. 宗教:カトリック約65%、プロテスタント約22%、無宗教8%(ブラジル地理統計院、2010年)
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