LIFE

手軽におうちでブラジル料理

2022/01/18

気軽に外食に出かけることが難しいご時世です。だからこそ、普段とは違うものを食べたいという気持ちが出てきますよね。私も、都内の高級ブラジルレストランまではなかなか行けないし、ブラジルでの調査もまだまだ先という状況です。というわけで、今回は家でブラジル料理を作ってみました。

 

ブラジル料理に欠かせないのがニンニクです。まずは、ニンニクを潰すところから始めましょう。こちらの道具にニンニクと塩を入れてドンドンと潰します。

以前、塩を入れずにニンニクを潰してみたことがありますが、それではペースト状にはなりませんでした。

塩の力によってペースト状になったニンニクがこちら。

このニンニク&塩は、お肉の味付けのほか、お米を炒めるときにも使います。ニンニクの匂いが漂うと、もうブラジル料理っぽい。気分が高まります。潰す道具がなければ、みじん切りでも大丈夫です。

さて、全部を手作りするのは大変なので、気軽に楽しむためにも便利なレトルトを活用しましょう。用意したのはこちら。

右にあるのが、「黒インゲン豆と肉の煮込み(フェイジョアーダ)」です。お肉の入っていない「豆の煮込み(フェイジョン)」でもいいですよ。そして左は「キャッサバ粉(ファロッファ)」です。どちらもご飯にかけて食べます。

 

さて、メインのお肉を焼きましょう。188bet体育_188bet体育在线@は千葉県にありますので、「九十九里オーシャンスタービーフ」にしました。お肉にニンニクと塩のペーストをたっぷり塗って、さらに調味料を付けます。小瓶に入っているのが調味料。ニンニクや玉ねぎのほか、ローズマリーやオレガノなどのハーブが入っています。

フェイジョアーダやファロッファ、調味料はすべて、ブラジル雑貨店で購入しました。ネット通販でも販売されているので、ぜひ探してみて下さいね。

オーブンで焼いている間に、ヴィナグレッチ?ソースを作りましょう。ピーマン、玉ねぎ、トマトをみじん切りにして、ワインビネガー、塩、オリーブオイルなどで味をととのえます。

ワインビネガーを使わないレシピもありますので、検索してみて下さい。このヴィナグレッチ?ソースはとてもさっぱりしてお肉に合います。サラダにかけても美味しいですよ。

あとはサラダを用意して準備完了。お肉も美味しそうに焼けました。今回はオーブンでお肉を焼きましたが、フライパンで玉ねぎと一緒に炒めるのもおすすめです。

↑真ん中にある茶色い粉がファロッファです。

 

日本ではお茶碗や小鉢などがたくさん食卓に並びますが、ブラジルの家庭では一つのお皿にすべてを盛ります。ワンプレートですね。洗い物も減って楽!「味が混ざっちゃう!」と心配かもしれませんが、意外と調和します。ただ、この上にさらにバナナやスイカなどの果物を盛る人もいて、それは私もちょっと苦手です。果物だけは分けたい???。

 

今回は、日本で入手可能なレトルトや材料を使って、ブラジル料理をお家で楽しむ方法をお伝えしました。意外にもブラジル料理のレシピは日本語で書かれたものがたくさんあります。ぜひ普段とは違う味を楽しんでみて下さい。

 

文&写真 奥田若菜(ブラジル?ポルトガル語専攻教員)