EVENT

ポルトガル語弁論大会!

2024/11/22

ブラジル?ポルトガル語専攻の教員、奥田です。

 

第42回全日本学生ポルトガル語弁論大会が、京都外国語大学にて開催されました。全国の九つの大学からポルトガル語を勉強する大学生約20名が集結し、思いの丈を聴衆に語りました。

 

本学からは、岩瀬明日羽さん(2年生)が「京都新聞社賞」を受賞しました!

本学の多言語学習施設MULC(マルク)には、各専攻語のエリアがあります。出場する学生たちは日々、ブラジル?ポルトガル語エリアで練習に励んでいました。ブラジル人教員やポルトガル語圏からの留学生たちが出場者の練習を支えてきました。

5分間の原稿を練り、ポルトガル語に訳し、暗誦したうえで人前で話すのはとても大変なこと。それに挑戦している姿は、教員にも眩しく映りました。

出場者の一人は袴姿です。気になりますよね。

道着で登壇したのは佐藤凛さん(2年生)です。小さいころから稽古続けている居合道をテーマに弁論しました。居合道は日本国内では競技人口が減っています。ですが、世界には居合道に興味をもっている人が多くいます。佐藤さんは、居合道を学ぶために来日した同年代のブラジル人と出会ったエピソードを披露しました。伝統的な武道で世界とつながるって素敵ですね。

佐藤さんの願いは、居合道の知名度が上がって、その魅力が広く伝わっていくこと。今回の弁論大会で彼の話を聞いた人は、きっと皆さん、居合道に興味を持ち、検索してくれたことと思います。

 

学内では11月上旬、1年生の詩の暗誦大会を開催しました。

ブラジルやポルトガル、モザンビークの詩の暗誦です。ポルトガル語を今年から学び始めたばかりの1年生ですが、発音をしっかり練習し詩の理解も深めて、素敵な暗誦を披露してくれました。どの出場者もレベルが高く、審査員はとても苦労しました。

来年は京都の大会に出場し、活き活きと弁論する姿を楽しみにしています。

文 奥田若菜(ブラジル?ポルトガル語専攻教員)