同じ年代の方でしたら大半の方が「今よりも生活を豊かにしたい」と思われるのではないでしょうか。就職したけど、こんなはずでは?と思っていることが愚痴として飛び出すこともあるかもしれません。私はそうでした。今回は自分の経験を通して少しでもご自身の人生を豊かにする手助けができればと思います。申し遅れました。2015年卒業の梶原 裕貴と申します。
あれ?これでいいのか自分は?????
私は卒業後、海外で活躍するビジネスマンを目指しメーカーに入社。早速国際営業部へ配属され、北中南米のお客様に対する代理店営業を任されていました。それこそ当初イメージしていた仕事の姿でした。毎日外国語に触れ、数ヶ月ごとの海外出張を繰り返し、そして出張先では高級料理店等での接待などをこなすなど、外から見たらキラキラした生活を送っていました。が、しかし現実は甘くありませんでした。
蓋を開ければ手取りは16万円程度。奨学金の返済や生活費でほとんどが消えてしまう、常にカツカツの毎日でした。その頃から「自分の人生なのにこれでいいのか?」と人生について考え始めると同時に、サラリーマンの仕組みに疑問を感じ始めました。
サラリーマンに求められることは、おもに生産性向上と再現性の確保。誰が辞めても会社が回る仕組みを作ることです。給料に関して言えば、自分の労働時間の対価として賃金が発生する。。。このことに気づいたとき、「サラリーマン」という選択肢を遅かれ早かれやめようと決心しました。働いた手ごたえを感じたかったのかもしれません。
写真:海外出張時と留学時代のころ
私が考える「豊かな人生」とは、時間など関係なく自分の好きな事でお金を稼ぐことでした。昔から洋服が好きだったので自分でブランドを立ち上げる事や、学生時代の居酒屋店でのアルバイト経験を活かした飲食店の経営にも携ってみたいといった想いが強まりました。ここで私の人生の目標が決まり、起業家としての能力をつけることを目的に、転職を決断しました。
やると決めたら愚直にやる
転職先では、飲食店向けの広告営業を通じて常に経営者の方々とやりとりをしながら、飲食店の売り上げの作り方や出店するまでに必要な資金試算からプロセス等々までを網羅的に学びました。転職先入社後の一年半は知り合いのいない大分県に配属だったので、その期間はプライベート時間を全てアパレル関係の技術を身につけることに時間を費やしました。我ながら、社会人こそ学習が必要であることを痛感していました。
起業家に関する知識や情報は書籍からのインプットがほとんど。多くの経営者様から参考にしていた本を紹介してもらい、脳内を経営者に近づけるトレーニングも欠かしませんでした。外からの刺激は学習においても、とても良い影響を与えてくれます。
余談ですが、ロバート?キヨサキ著の「金持ち父さんのキャッシュフロー?クワドランド」は私の考え方が変わった本です。経営に興味のある方や経営者を目指す方にはオススメします!
今現在はと言うと、本業では複数の飲食店の立ち上げに携わり、そして副業ではアパレル製品の製作、販売、古着の輸入販売や飲食店のコンサルタントなど幅広く活動することになり、有難いことに収入は当時の3倍近くにまで膨らみました。直近では、2020年10月付でフリーランスに転職し、翌21年6月を目処に本格的な飲食事業への参入に向けて活動を進めています。
コミュニケーション能力は最大の武器
ところで我々KUIS卒業生は圧倒的な強みを持っていることにお気づきでしょうか?
それは、“コミュニケーション能力”です。4年間を通して学んだのは語学だけではなく、日々自分の考えを第三者に対しアウトプットするトレーニングを行ってきたことで知らず知らずのうちに身についでいました。
当たり前ながらビジネスは一人では成り立ちません。必ず相手がいて成り立つものです。人脈を増やし、自分を助けてくれる協力者を見つける事(大前提として私も相手を全力で助けます!)は、とても大切です。そこでできた仲間は必ずあなたの視野と行動力を向上させ、人生そのものに「豊かさ」をもたらしてくれます。
継続は力なり
まだまだ私の人生は発展途上です。だからこそ、着実に理想に向かって動き続けています。
上記は取り扱う製品の一部
最後にお伝えしたいのは、どんなに時間をかけてもいいので、「どうすれば自分の人生が豊かになるのか?」をしっかり自分と向き合い、そして考えて見てはどうでしょうかと言うことです。
そして決めたこと、つまり「自分との約束」を守り抜いてみてください。
隣の芝生が青く見えても自分の選んだ道を走り続けてください。あなたの人生が豊かになった暁には、最高に綺麗なビーチで一緒に乾杯をしましょう!
2015年卒業
国際言語文化学科ブラジル?ポルトガル語専攻
梶原 裕貴