「サワディーカー(こんにちは)」。2017年卒の金山 友理奈です。今回は、キャビンアテンダント(CA)という仕事に携わった経験をもとに、自分を生かせる仕事とは?やりがいとは?について触れたいと思います。卒業生の皆さんもコロナ禍で様々な影響を受けている方も多いと思いますが、この先必ず新たな道筋が見えてくるはずです。夢を追い続けるから出てくるパワーの凄さを我ながら痛感していますが、皆さんにとってもやりがいを見つけるきっかけになれば幸いです。
動機は単純!(^^)!この仕事自分に向いてる!
飛行機が好き、英語も使える、海外にも行ける、そして何より華やかそう。それがCAと呼ばれるキャビンアテンダントの志望動機でした。もともと色々な国に行くことができる飛行機が大好きで、華やかさと憧れを持っていました。大好きな飛行機に乗れば訪れたことのない国に行くことができるわけですから、あとは言葉の壁だけということで英語の学びにも身が入りました。
就職活動時には様々な業種について調べてはみたものの、どの仕事も決まった時間に出勤し、景色が同じオフィスで働く内容がほとんど。そこで働いている自分がイメージできないばかりか、毎回違う時間と環境、そして常に新しいお客様と出会える新鮮さが感じられるCAしか目に入りませんでした。「CAになる以外の自分は想像できない!」そう確信した瞬間、目指すべき目標が定まったと同時にとてもワクワクする自分がいました。
CAになることを決めた後は航空会社への挑戦のみ。でも、結果はなかなかでません。それでも諦めきれずトライを続けること2年。やっとタイに拠点を置くnokscoot社(※1)に縁あって採用してもらうことに。
(※1)nokscoot:タイの格安航空会社「ノックエア」 (49%) とシンガポールの格安航空会社「スクート」 (49%) 、フエアンナミトルカンパニー (2%) の共同出資により、長距離国際線を運航するLCCとして設立された航空会社。
CA生活のスタートはタイから!がんばった甲斐あって
採用が決まると私の活動拠点もタイに移ります。初めての海外長期滞在でしたが、常に動き回る仕事でしたので、あまり苦になることもありません。この仕事をしていていいなと思うところは、着陸したら1つの仕事が終わる状態になることです。フライトごとに関わるメンバーもお客様も違いますので、常に新たな気持ちで取り組むことになります。そのため1つのこと(同じ業務でも)も、毎回違う角度から判断しないといけません。業務を熟知していることは当然として、コミュニケーション力がないと回らないことが多く存在します。
CAの仕事は一人一人が即戦力として丁寧な機内サービスと保安業務、そして清掃など速やかさも加えながら行うことが求められます。任される仕事は年数や立ち回りに合わせ、段階的に進めることが通常ですが、私の就職した航空会社では大変うれしいことに、1年目で機内アナウンスを、そして大阪関西国際空港への初フライトに選ばれたりと、とても貴重な経験をさせてもらいました。
成田線増便計画でさあ事業拡大!という時に、、、
利用客も徐々に増え成田線の増便も決まり、さあこれからもっと拡大するぞ!という時に、まさかのコロナ禍。航空業界は大打撃です。会社側もいつ再開できるのか見通しが立てない状況に。結果として、20年6月にたくさんの利用者に惜しまれつつも、やむなく廃業せざるを得なくなりました。本当に残念で仕方がありません。
いつか予防対策も定着し、航空事業が回復してきた時、世界を相手に働くビジネス関係者や旅行者、そして飛行機が大好きな人たちの夢や希望をたくさん運んであげたいという気持ちは今でも変わりません。早く飛びたいとはやる気持ちを抑え、今できることは何か?を考えながら次のチャンスに向け活動をしています。?
やりたいことに夢中になる自分が好きかも
人生の大部分を占める仕事をどのように選ぶのか。学ぶことができる環境や収入も大切な判断材料ですが、やはり自分の好きなことや楽しいと思える部分があるかどうか?は大切だと思っています。
航空業界では現在CA職の採用を一時的に止めている企業がほとんどなので、CAを目指して頑張ってきた方々は絶望的な気持ちになっていると思います。でも、本当に成し遂げたいと思う夢ならば、諦めず突き進むことで道は開けると思います。そして感謝の気持ちを常に持つこと。私の場合、家族や友達の応援と諦めない自分自身に感謝しています。
Believe in yourself, believe in your dream.
If you don’t, who will?
ポジティブに突き進むことで道が開ける、そう思いませんか?
コップンカー(ありがとう)!
2017年卒業
国際コミュニケーション学科
金山 友理奈