キャビンアテンダントを目指すみなさんの中には、このように進路を迷っている方もいるでしょう。「大学の方が有利なのでは?」と考えている方も多いと思います。
実際のところ、割合を見れば多いのは圧倒的に大卒者です。しかし、キャビンアテンダントには実は学歴はほとんど関係ありません。専門学校から就職したキャビンアテンダントも数多くいます。大学卒と専門学校卒で数に差が出るのは、そもそも応募する人数にそれだけの差があるからです。また、初任給や修業年限など、大学?専門学校どちらも一長一短な側面があります。
この記事では、日本航空(JAL)の客室訓練部教官としてのキャリアを持ち、神田外語学院国際エアライン科で教鞭を執る太田京子先生のお話を基にして、
- 大学と比較した場合の専門学校の利点は何なのか
- 数多くの専門学校の中で、どんな学校がおすすめなのか
を解説していきます。最後まで読めば、自信を持って専門学校からキャビンアテンダントを目指せるようになるでしょう。
目次
1章.キャビンアテンダントになるなら、専門学校と大学どちらがよいのか
キャビンアテンダントを目指す場合、専門学校と大学のどちらがよいのか要素別に188bet体育_188bet体育在线@にしてみました。比較用に短期大学も含めています。
要素によってさまざまな利点?懸念点はありますが、総合的には航空系の専門学校に進むのがおすすめです。以下で詳しく解説していきます。
キャビンアテンダント就職者数
大学は多いところで毎年20人以上のキャビンアテンダント内定者を輩出していますが、全就職者数に占める割合は5%未満です。一方、短大や専門学校は内定者の実数こそ大学に及びませんが、就職率で見ると大学に匹敵する場合があります。
つまり、キャビンアテンダントの就職は、進学先によって採用される確率が変わるわけではないということです。参考までに、当ブログを運営する神田外語学院のキャビンアテンダント就職率(2018年3月卒業生)は2.27%でした。これは、東日本地区の大学と比較すると7位相当で、かなり高い割合と言えます。
※キャビンアテンダント就職率についてはこちらの記事で詳しく解説しています。 |
学費
短大?専門学校は学校によって幅がありますが、2年間で200~300万円台が目安です。大学は国公立か私立かで大きく異なります。私立大学の場合は経済的負担が400万円前後と最も大きくなってしまいます。
学べる内容
大学や短大の場合
受ける講義の多くは、各自の専攻科目に関するものです。1?2年次では一般教養と呼ばれる専攻科目以外の講義も受けることができますが、航空業界(キャビンアテンダント)に関する講義はほとんどありません。
ちなみに、学内に「エアライン演習室」を持つ関西外国語大学や、航空業界のマネジメントに関する専攻を設置する桜美林大学など、航空業界に強い大学もわずかですが存在します。ただ、航空系の授業は受講希望者が多く、競争率は高いようです。
また、当ブログを運営する神田外語学院の姉妹校?188bet体育_188bet体育在线@のように、就職活動を支援するキャリア教育センターに航空業界を専門とするスタッフが在籍している大学もあります。
(参考) |
航空系専門学校の場合
航空業界に関する授業が大半を占めます。また、実用的な語学を合わせて学ぶことのできる学校もあります。
航空業界出身の教員の数
航空業界出身の教員からは現場の経験を踏まえた指導を受けられます。その数が多ければ多いほど、就職活動などで有利です。大学や短大ではそうした教員は多くありませんが、航空系専門学校では教員の多くが航空業界出身です。
航空業界を目指す仲間▲神田外語学院国際エアライン科の授業風景
大学や短大の場合、周りの学生が目指す夢は多種多様です。一方、航空系専門学校にはもちろん航空業界を目指す仲間が集まります。同じ夢や目標を持った仲間の存在は心の支えになります。
就職までの年数
修業年限は大学が4年、短大?専門学校が2年です。早く仕事を始めたい場合は短大?専門学校が有利です。因みに、就職活動の期間は1年次の冬頃~2年次の夏頃(大学の場合は3年次冬~4年次夏頃)です。
初任給
会社によりますが、基本給は大卒が17~18万円程度、短大?専門卒が16~17万円前後です。差額の平均は8,000円程度とみられますが、短大?専門卒は2年早く就職できる分、収入が数百万円分増え、生涯収入も大卒より多くなる場合があります。
航空系の専門学校は数多くありますが、できることならその中でも有利な学校を選びたいですよね。2章では、キャビンアテンダントを目指すうえでの専門学校の選び方を紹介します。
2章.キャビンアテンダント就職に有利な専門学校の選び方
以下で詳しく説明していきます。
ポイント1.就職実績が豊富な学校
就職実績が豊富な学校は有利です。
- 理由:卒業生の就活記録を参考にできるから
- 実績が豊富な学校では、過去にキャビンアテンダントとして採用された先輩が残した就職活動記録を参考にできます。実績が多ければ多いほど蓄積された記録も増え、より多くの情報を手にすることができるでしょう。また、卒業生が母校に来て後輩に向けた講演などをしてくれることもあります。
ポイント2.航空業界出身の教員が多い学校
1章でも少し触れましたが、航空業界出身の教員が多い学校もおすすめポイントのひとつです。教員の情報は、学校のウェブサイトやパンフレットなどで確認しましょう。
航空業界出身の教員の授業は、現場の経験を踏まえた実用的な内容です。また、就職活動などの相談も気軽にでき、業界の実情を踏まえた適切なアドバイスが受けられます。
- 理由2:専門的な講座?セミナーが開かれているから
- また、業界出身ならではのコネクションを使って、独自の業界セミナーや講演会を開いている場合もあります。学外で実施される一般的な企業説明会に加えて、学内でもさまざまな企業の最新情報を得ることができるでしょう。
ポイント3.英語教育に力を入れている学校
航空業界に関する知識だけでなく、英語力も確実に身につけられる学校を選びましょう。
- 理由:キャビンアテンダントには英語力が不可欠だから
- キャビンアテンダントには一般的に「TOEIC?600点程度の英語力」という応募条件があります。さらに、就職後はより高度な英会話力が必要となるため、TOEIC?だけでなく実用的な会話力も鍛えられるカリキュラムであればなおよいでしょう。
- (参考)各社客室乗務職2020年度採用の募集要項における英語力に関する記述
※キャビンアテンダントに必要な英語力についてはこちらの記事で詳しく解説しています。 |
- 以上の3つのポイントを踏まえておすすめするのが、当ブログを運営する神田外語学院の国際エアライン科です。
3章.おすすめは神田外語学院国際エアライン科
神田外語学院の国際エアライン科は、2章で紹介したおすすめポイントを全て満たしています。
- ポイント1:安定したキャビンアテンダント就職実績がある
-
大手航空会社を含め毎年10名前後、2016年~2020年の5年間で57名のキャビンアテンダント内定者を輩出しています。うち国際エアライン科キャビンアテンダントコースの学生は約9割です。同コースの卒業生(毎年約70名)のうち、10~15%の学生がキャビンアテンダントとして就職している計算になります。
なお、2020年3月卒業生の就職先企業は以下の通りです。
国際エアライン科卒業生のインタビューを掲載しています。
- ポイント2:航空会社出身の教員が多く在籍している
- JAL客室訓練部教官の経歴を持つ太田先生をはじめ、客室乗務員を経験した多くの教員から手厚い指導が受けられます。業界の経験が活かされた授業の一例を紹介します。
イメージコンサルティング
入学当初から言葉遣いや礼節、周囲に好印象を与える表情、所作、身だしなみなど、ホスピタリティ業界で必ず必要とされるスキルを学んでいきます。最初は窮屈に感じるかもしれませんが、習慣化されてくると、次第に心も「襟を正した」状態になり、自然に人間力が磨かれていきます。
美しい日本語講座
接客の最前線に立つキャビンアテンダントには、英語力以上に日本語力が重要です。高い人間力を表現するための日本語は、一朝一夕に身につけられるものではありません。仕事現場では「お客様に信頼される美しい日本語」も求められているため、授業では日本語検定の取得を目指すほか、合格するエントリーシートの作成トレーニングも行っています。
また、就職活動を支援するキャリア教育センターにも、業界ごとに専門の先生が在籍しており、学生一人ひとりと向き合って指導を行っています。
- ポイント3:語学専門学校ならではのカリキュラムで確実に英語力を鍛えられる
- 創立60余年の神田外語学院では、常に時代を見据えた英語教育を行っています。キャビンアテンダントの応募基準となるTOEIC?対策はもちろん、就職後にも必ず役立つ実用的な英語力強化を図ります。
応募基準を確実にクリアするTOEIC?対策授業
TOEIC ?対策の授業が週2コマあり、習熟度に合わせたクラス編成で着実なスコアアップを目指すことができます。
神田外語学院2年生のTOEIC ?平均点は611点(2023年3月卒業生実績)。キャビンアテンダント応募基準の600点を上回っています。
業務で特に必要な会話力を強化する必修共通科目「国際コミュニケーション英語(EIC)」
本当に英語力が試される場面は就職してから訪れます。国内線では英語を話す機会はそれほど多くはありませんが、国際線では会話力が特に重要です。
EICでは、1コマ90分×毎週5コマ、外国人教員から英語で英語を教わります。授業は20名以下の習熟度別少人数クラス。日本語禁止という環境で、活きた英会話力を身につけられます。
※EICについてはこちらのページで詳しく解説しています。 ※キャビンアテンダントに必要な英語力についてはこちらの記事をご覧ください。 |
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4章.まとめ
この記事の内容をまとめます。
◆大学、短大、専門学校それぞれ利点?懸念点はあるが、キャビンアテンダントを目指す場合は航空系専門学校がおすすめ
◆多くの専門学校の中からおすすめの学校を見極めるポイントは3点
?就職実績が豊富な学校
?航空業界出身の教員が多い学校
?英語教育に力を入れている学校
◆特におすすめは神田外語学院国際エアライン科
この記事を参考に、自分に合った学校を見つけてキャビンアテンダントの夢を実現させてください。
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