事例紹介
CASES
英語社内公用語化に向け基礎力を底上げ
サトーホールディングス株式会社様
実施背景
- 海外事業の強化、 経営のグローバル化推進のため2013年に社員の英語力向上をバックアップする英語推進室が発足。国内拠点の日本人社員を対象に英語力強化のための研修や取組みを開始
導入成果
- 基礎力強化により、外国人との会話ができるまでの土台を構築
- 初級レベル層の自発的な英語学習への取組みを促進
成功要因
- 日本人講師による指導への安心と信頼感
- 参加者の要望に基づきプログラム内容を決定
導入企業様情報
RFIDやバーコードなど自動認識技術を用いたソリューションの販売
アジア、欧米等、世界90以上の国?地域で事業展開
導入プログラム
研修プログラム
ビジネス英語(初級)
研修項目
- 文法/発音強化
- 状況別ビジネス表現の習得
自己紹介/電話対応/出張/数字の表現/依頼する/謝罪する 等
担当講師
バイリンガル日本人講師
成功要因
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- 日本人講師による指導への安心と信頼感
- 企業?官公庁向け研修で豊富な指導経験を持つ日本人講師が文法、発音、基本語彙や学習上の疑問?質問に対して日本語でわかりやすく説明。講師のきめ細かい指導への安心感と満足感が継続受講につながり、基礎力定着が図られた。
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- 参加者の要望に基づきプログラム内容を決定
- 各拠点や部門単位での開催を基本とし、英語のレベルだけではなく受講者の要望やニーズに基づき内容を決定。自主性の尊重により英語学習へのモチベーション強化が図られた。
お客様の声
グローバル人財開発室 グローバル人財育成グループ ロバート クー 様、大前 友香 様、ダリア ナスル 様
- Q. 2013年からの英語社内公用語化の取組みとこれまでの成果についてお聞かせください。
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英語研修、イベント、Newsletter配信等、さまざまな取組みを進めてきた中で、最大の成果と言えるのが社員の意識変化です。当社ではCASEC?のスコアを指標としており、これまでに平均スコアが約70点上昇しました。
しかし、それよりも大きな成果は、英語への抵抗感がなくなり「やってみよう」と自発的に学習に取り組む社員が増え、会社の「空気」が変わったことです。そしてもう1点は、継続して一貫性のあるコミュニケーションを取り続け、クオリティの高いプログラムを提供し続けたことで、社員は我々を信頼し、前向きに英語学習に取り組むようになったことです。研修に関しては、英語のレベル以外に部署単位の要望やニーズを重視したこと、上述の取組みも「理想」と「現実」の調整を何度も図りながら進めたことが、会社の人材投資に対する姿勢として社員に理解されたのではないかと思います。 - Q. 当校の日本人講師を指名される理由、メリットはどんな点でしょうか。
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初級レベルの社員が安心して受講できるところです。「日本語で」わかるまで説明が聞きたいという受講者のニーズには、ネイティブ講師によるオンライン研修や英語学習アプリでは応えられません。
また、こうした受講者が自信をつける上で、講師の「質」と「経験」は非常に重要です。貴校の研修を継続利用させていただいている理由は、講師の先生方が受講生からとても信頼されているからです。この信頼が毎回のリピート受講につながり、モチベーションの向上につながっていると思います。 - Q. 貴社の人材育成にかかる今後の取組みについてお聞かせください。
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今後は英語社内公用語化の取組みで培った経験を、日本人社員以外も対象とする人材育成の中で活かしていきたいと思います。当社は全世界に拠点があり、アジア地域のナショナルスタッフの中には英語を十分に話せない社員もおりますので、今後はグローバルベースでスキルアップを図っていく必要があります。海外拠点の社員と日本人社員が共に「英語で」学び合い、「グローバルEnglish」 でしっかりコミュニケーションできるようになることが理想です。
担当講師からのメッセージ
橋爪 貴子 講師
- Q. 初級レベルからのステップアップのポイントは何でしょうか。また、ご担当クラスで重点的に指導されていることはどんなことですか?
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受講生の方から「文法は必要ですか?」と聞かれることがありますが、文法は英語の全分野の土台となりますのでステップアップのためにはとても重要です。私が担当させていただいているクラスでは知識偏重の「頭でっかち」とならないよう大切なポイントに絞って説明し、その後、実際にどう運用できるかに重点を置いています。リスニングでは、センテンスや文脈の中でどう使われどういう意味かを理解する、スピーキングでは、実際に文章を書いてみて話すという過程を通して「使える」「できる」という実感を深めていただける指導を心がけています。応用度を高めていただけるよう講師中心にならないよう気をつけています。
- Q. 受講生のほとんどが毎期継続されていますが、どんな理由や背景がありますか?
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まずは英語への苦手意識をなくし「楽しむ」ことが大切だと思います。毎回、レッスンの冒頭で“What’s new?” として、身近な話題を受講生同士で会話し、伝えあうことで英語に親しんでいただいています。 一方で、受講生の方はCASEC?の受験が義務付けられています。スコアアップと実際のコミュニケーション力向上は、目的もアプローチの方法も異なりますが、語彙や文法を中心に少しサポートをしています。やはりスコアが少しでもあがることが自信や達成感につながりますので、この点では、受講生の方へモチベーションにつながっていくのではないでしょうか。皆さん、業務が忙しい中で継続的に受講され、積み重ねられていることが確実な成果として表れていると思います。